本日は古着ベールを購入した後のベールの中身の仕分け方とベールの中身の販売方法の考え方についてお知らせいたします。
基本的な考え方は簡単で、いかに原価回収をして販売利益を上乗せ手いくか?という考え方です。
ちょっと抽象的でわかりにくいと思いますので一つ一つ紐解いていきましょう。
(しっかっりと失敗もしてきたZE!!)
ベールが届いたらまずはランクごとに仕分けをします。
ベールが手元に届き、いざ解体開始!
この際に私の場合ですが
まずサイズで仕分け
次にサイズごとのランク仕分け
ランクですが
特Aランク
Aランク
Bランク
Cランク
このようにランクごとの仕分けを実施します。
なぜランクごと?となりますので次はランクごとに仕入れた理由を説明します
なぜ古着ベールを解体した後にランク分けをするのか?
これは簡潔に説明すると
コスト計算をしやすくするため
です。
さて、コスト計算の方法ですが例を以下に記載します。
Tシャツ200枚入りベールを78,000で購入したと想定します(値段は適当です)
この時の仕分けですが
特A=8枚
A=120枚
B=30枚
C=42枚
このような内訳だったとしましょう。
ここで重要なのがBランクCランクです。
Cランクになりますとこれは300円でも売れない可能性が非常に大きい不良在庫となってしまいます。
またBランクも労力の割には頑張って1,900円、もしかしたら1,000円を切る可能性があり販売まで相当な時間がかかる可能性のあるアイテムとなります。
BC72枚が売れない、売れるのに時間がかかると想定した場合の特AとAランクの単価は78,000円÷128枚なので1枚単価は609円となりTシャツの仕入れ原価としては相当高い数値となります。
ですのでこの72枚をさっさと現金化して特AとAランクでどこまで利益を伸ばせるか?を考える事が重要です。
ではどのように現金化するかですが
ヤフオクの1円スタートでさっさと売り切ってしまいましょう。
私個人の経験からいきますと
Sのみの場合最悪1円で終わる可能性あり
SMミックスの最低20枚で2,500円~3,000円程度での販売が見込める
このような経験則となっています。
72枚をある程度均等に分けて24枚セット×3セット。
もしくは20枚×3セット、12枚1セットでも問題ないと思います。
これを販売利益2,500円×3.6セット=9,000円
仕入れ原価が78,000でしたがBCを売却する事で原価を9,000円回収出来ましたので残価は69,000円
これを特AとAで割ると、1枚単価539円で609円よりも70円単価を落とす事が出来ました。
これならばTシャツとして適正な仕入れ単価となりますね!!
70円くらい・・・という声が聞こえそうですが、Tシャツシーズン4か月でTシャツ400枚売ったとして
400枚×70円=28,000円ですよ。
結構デカイですよこの金額。
ベールをランク分けしたのちに販売価格を決める事が出来ます。
先ほどのベールのランク分けを実施し、仕入れ価格を適正値まで落とす事が出来ました。
次は特AとAの販売価格を決める作業に入ります。
アカウントが育っていれば俺様価格で大丈夫ですが、初期のころはリサーチと仕分け後の単価を考慮した価格設定が大切です。
まずこのベールでどれだけの利益を出したいか?という部分ですが古着転売では利率50%が一つの目安となりますので
ここで考えたいのは粗利なのか?営業利益なのか?ですが折角なのでここは経費をすべて差っ引いた営業利益50%を目指して計算しましょう。
経費を引いた金額で69,000円の利益が出ていれば営業利益50%です。
ここではメルカリを例として数値をあてはめていきましょう。
128点販売が終わった段階で69,000円の営業利益が出ていれば利率50%
という事で特AとAは1,400円で販売すれば送料、販売手数料を差し引いても1点利益546円です。
546円の営業利益×128枚は・・・
ね、これなら営業利益50%見えまでしょ?
ライバルセラーよりもかなり安く出しても利率は50%超えてきます。
初期のころはこのようなイメージで販売価格を考えると不良在庫を抱えないでサクサク売れてしっかりと営業利益50%出せます。
ここまでの一連の流れがベール仕入れの仕分け方と販売方法の考え方です。