個人がタイから古着を仕入れるのはおすすめしません。

  • 2020年12月12日
  • 2020年12月14日
  • 古着転売
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HAMACHI
最近セカストとかもライバル増えて中々良い古着に巡り合えないんだけど
いっその事海外、タイあたりから仕入れてみようかと思うんだけど。
TORO
私的には初心者が海外からベール等を仕入れるのはオススメしません・
というか私自信が数回仕入れてみて痛い目見ました(笑)
HAMACHI
騙されたとかそんな感じなの?
TORO
いえ、騙されてはいないのですが、現在のコロナ環境の中では色々と制約があり費用対効果という点で全くオススメ出来ません。
あくまで初心者にはオススメしませんが、古着屋を目指すや、縫製関連が得意な
場合は国内で仕入れるよりも破壊的に物量揃うので良いかと思います。
古着転売を実施しているとぶち当たる壁があります。
そう、それは仕入れ先の問題です。
昨今古着転売を実施している方も増えてきて、言い換えればライバルが増えてきているという事になります。
するとセカスト等の町の古着屋で良い古着に出会える可能性は低くなっいていきます。
そこで仕入れのルートを増やそうと思うと出てくる選択肢として
海外仕入れ
この選択肢が出てくるのですが、現在のコロナ禍の状況では海外仕入れはあまりオススメ出来ません。
何故現在の状況で海外仕入れがオススメ出来ないのか?
本日はこれを紐解いていきます。

海外から古着を仕入れる事をオススメ出来ない理由その1

まず一つ目の理由ですが

空輸送料が現在とんでもなく高騰しています。

これは私が実施にタイから古着を仕入れた際の送料ですが

1KGあたりの送料が172バーツ、172バーツ×49kg=8,428バーツ

現在のレートですと、1バーツ3.46円ですので、49kgで29,160円の送料となります。

この仕入れでは87kg(梱包資材含む)で約120着の古着を仕入れていますので

87kg×172バーツ=14,964バーツ

 

51,775円の送料
これだけの送料がかかっています。
現在は通常送料の約1.5倍ほどの価格となっているとの事ですので個人で1ベール、2ベール程度を空輸する取引は現在はおすすめ出来ません。
逆説的ではありますが、商品単価は1アイテム500円以下ですので大口取引で船便等を使用してコンテナ輸送の場合はかなりオススメできます。
国内の大手卸さんのベールの場合は船便で大量に仕入れておりますでの、スピード感には欠けますがコスト的にはこちらの方がおすすめとなります。

海外から古着を仕入れる事をオススメ出来ない理由その2

これは運による要素も非常に大きいですが、現在のタイ仕入れですが

 

破損がかなり多い

 

これが海外から古着を仕入れる事がオススメ出来ない理由その2です。

どの程度の破損か?

そもそもベールは約45kg程度の古着を圧縮した塊でして梱包を解くと以下の記事の様な状態となります

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古着ベール

ベールを開封すると、おおよそ45Lゴミ袋で6袋程度の古着となりますが

今回仕入れたベールの破損は以下の画像程度

45Lゴミ袋で3袋が破損という結論でした。

 

コロナ禍の状況ですので、海外の倉庫にも古着が中々はいってこないようです。

しかし商売を止める訳にもいかないので、必然的に各倉庫の品質も若干落ちていきます。

その結果今回の仕入れのように半分、約50%が破損という事も十分にあり得る事態となります。

しかし仕入れ値は回収出来るように、バブアーロングコートやカーハートのオーバーオール等倉庫の方もある程度の品質は担保してくれている印象ではあります。

値が付くもの入れておいたから、破損多くても許してね!!

このような印象です(笑)

 

破損古着は多いのですが、もともとは有名ブランドであったり、非常にデザインのいいものが多く混入しているのも特徴的です。

古着を本職として扱う方であれば十分取り扱えるという印象も持ちましたが、私達のような古着転売を副業として実施している、また古着転売の初心者であるという方々には海外仕入れはオススメ出来ません。

 

海外から古着を仕入れる事をオススメ出来ない理由その3

これは本当に大きな問題なのですが

タイ仕入れ古着は

ブート品が相当数混じっている

 

所謂偽物です。

ノースフェイスやハードロックカフェやアディダスのブート等も混じっています。

今回私が仕入れたベールの中にも怪しいノースフェイスが混入していました。

このロゴですが

 

  1. Aの真ん中の空間が異常に小さい
  2. Cの上下バランスが非対称
  3. 刺繍が繋がっている

 

等怪しさ100点満点のノースフェイス刺繍ロゴです。

このようなブートと思わしき古着が相当数入っています。

ツイッターで知り合った方がタイから仕入れた際

 

半分以上ブートだった
このような事を言っていました。
私が仕入れたベールも
ノースフェイス、パタゴニアあたりの明らかに怪しげな古着が沢山入っていました。
このブート問題ですが、知識がない状態でメルカリ等に出品して、通報された場合はアカウント削除だけではなく警察のお世話になる可能性もあります。
ブート問題、今回はタイ仕入れを取り上げていますが古着を扱う上で、さらにベールを扱う上では避けて通れない問題ではあります。
ベールで大量に仕入れ、その中からしっかりと商品として仕分けが出来るという力量が無い場合海外からの仕入れはオススメ出来ません。

結論、タイ仕入れは古着初心者には難しい

本業として古着を取り扱い、ブート問題や輸送量の問題をクリアできるレベルでの大量買い付けが出来る方にはタイ仕入れはオススメです。
しかし副業として、また経験値の浅い私達のような者にはタイ仕入れははハードルが高いというのが結論となります。
20フィートコンテナでベールを数百個仕入れ、その中から製品として販売出来る物を選定する力量があるレベルになればタイ仕入れは非常に魅力的な仕入れとなると思います。
多数の国内卸業者さんと取引し、ご自分で納得できる卸さんを探す事が古着転売の秘訣だという事で今回の記事を〆させて頂きます。

 

 

 

 

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